鈴木家の嘘
2018年製作/133分/日本
配給:松竹ブロードキャスティング ビターズ・エンド
監督:野尻克己
木竜麻生 × 野尻克己
スペシャル裏トークを披露!
野尻 克己
1974年12月30日生まれ、埼玉県出身。
東京工芸大学芸術学部映像学科を卒業後、映画業界に入り、熊切和嘉監督、豊田利晃監督、大森立嗣監督に師事。以降、橋口亮輔、横浜聡子、石井裕也ら日本映画界を牽引する監督たちの現場で助監督を務める。チーフ助監督として参加した作品に、熊切和嘉監督『青春金属バット』(06)、『フリージア』(07)、『海炭市叙景』(10)、大森立嗣監督『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』(10)、『まほろ駅前多田便利軒』(11)、『まほろ駅前狂騒曲』(14)、『セトウツミ』(15)、横浜聡子監督『ウルトラミラクルラブストーリー』(09)、武内英樹監督『テルマエ・ロマエ』(12)、『テルマエ・ロマエⅡ』(14)、石井裕也監督『舟を編む』(13)、橋口亮輔監督『恋人たち』(15)など多数。自ら手がけたオリジナル脚本によって本作で長編劇映画監督デビューを飾る。
あらすじ
鈴木家の長男・浩一(加瀬亮)がある日突然この世を去った。
母・悠子(原日出子)はショックのあまり意識を失ってしまう。
浩一の四十九日。父・幸男(岸部一徳)と娘の富美(木竜麻生)は、
名古屋で冠婚葬祭会社を経営する幸男の妹・君子(岸本加世子)、
アルゼンチンで事業を始めたばかりの悠子の弟・博(大森南朋)とともに、
意識を失ったままの悠子の今後について話し合っていた。そんな中、悠子が病室で意識を取り戻す。
慌てて幸男、富美、君子、博が病院に駆けつけると、彼らの姿をみて驚きながら、悠子が尋ねる。
「浩一は?」
思わず目を見合わせる4人。そこで富美はとっさに「お兄ちゃんは引きこもりをやめてアルゼンチンに行ったの。
おじさんの仕事を手伝うために」と嘘をつく。
「お父さん、本当?」と感極まった様子の悠子に、幸男は「ああ」と返すしかなかった。
母の笑顔を守るべく、父と娘の奮闘が始まった。父は原宿でチェ・ゲバラのTシャツを探し、
娘は兄になりかわって手紙をしたためるなど、親戚たちも巻き込んでのアリバイ作りにいそしむ。
そんななか、博がアルゼンチンの事業から撤退することが決まった。母への嘘の終わりが近づいていたーー。
STAFF
監督・脚本:安里麻里
原作:大石圭「アンダーユアベッド」(角川ホラー文庫)

出演者
高良健吾
西川可奈子 安部賢一