十年 Ten Years JAPAN
2018年製作/99分/日本
配給:フリーストーン
監督:藤村明世
藤村明世(監督) × 高松美由紀(プロデューサー)
是枝監督が総合監修の本作を解き明かす!
藤村 明世
1990年東京都生まれ、東京都在住。
明治学院大学文学部芸術学科にて映画学を専攻。大学時代に通っていた、映画学校NCWで撮った『彼は月へ行った』が、第36回ぴあフィルムフェスティバルや仙台短篇映画祭2014、第六回下北沢映画祭などに入選し、評価される。
大学卒業後、東宝系の商業映画の制作部や助監督を経て、再び映画監督の道を志す。
4本目の監督作品である『見栄を張る』は、CO2(シネアスト・オーガニゼーション大阪)の助成作品であり、初の長編映画となる。本作でSKIPシティ国際Dシネマ映画祭2016長編コンペティション部門にてSKIPシティアワード、イタリアのWorking Title Film Festivalにてスペシャルメンションを受賞。
あらすじ
原発による大気汚染から逃れるために地下の世界に住む少女・ミズキ。
ダンゴムシをみつけたので、母に報告すると、母は「虫はとってもあぶないの!」と血相を変えて飛んできました。
「上から来たかもしれない」と母は心配そう見上げ、地上の世界は危険だと言って聞かせます。
カエデという少女と仲良くなったミズキは、彼女から地上の話を聞き、まだ見ぬ世界へ強い憧れを抱くようになります。
 
カエデは、上の世界には太陽というものがあるのだと語り、「見てみたくない? 一緒に来る?」とミズキを誘いますが、
母のいいつけを思い出しミズキは断ります。
しかし、カエデが残していった自然の音が吹き込まれたテープを聴いて、
ミズキは上の世界への憧れをどんどん膨らませていきます。そんなミズキを見た母は…。
STAFF 情報
是枝裕和監督 総合監修 
『PLAN75』 監督・脚本:早川千絵
『いたずら同盟』 監督・脚本:木下雄介
『DATA』 監督・脚本:津野愛
『その空気は見えない』 監督・脚本:藤村明世
『美しい国』 監督・脚本:石川慶
出演者 情報
国際共同プロジェクト× 杉咲花、國村隼、太賀、川口覚、池脇千鶴