パラサイト 半地下の家族
132分/日本
配給:ビターズ・エンド
監督:ポン・ジュノ
ポン・ジュノ 監督が自ら語る
ポン・ジュノ
1969年9月14日生まれ。大韓民国・大邱広域市出身。
延世大学社会学科卒業後、韓国映画アカデミーで映画制作を学ぶ。
劇場長編デビュー作は、監督・脚本を手掛け高い評価を得たペ・ドゥナ主演『吠える犬は噛まない』(00)。実際の未解決事件を題材にした長編2作目『殺人の追憶』(03)は、韓国動員520万人を超える大ヒットを記録し、完璧と評される構成力が絶賛された。その後、漢江に出現した怪物に娘を奪われた一家の奮闘を描いた『グエムル‒漢江の怪物‒』(06)を発表。1,240万人を超え、
当時の韓国動員歴代1位のメガヒットとなった。
初の海外監督作品は、
ミシェル・ゴンドリー、レオス・カラックスと共に参加した『TOKYO!』(08)。
3部作のうちの一編『TOKYO!<シェイキング東京>』を、
香川照之を主演に迎え東京で撮影。日本でも大きな話題となった。
息子の殺人容疑を晴らすため真相に迫る母を描いた『母なる証明』(09)は、カンヌ国際映画祭などで高い評価を受け、国内外で20を超える賞を受賞。名実ともに韓国を代表する若き巨匠として、不動の地位を確立する。そして、ハリウッドを代表する国際色豊かな面々をキャストに配した『スノーピアサー』(13)を発表。氷河期が到来した地球を走り続ける列車を舞台に、独特の世界観を圧倒的スケールで具現化させた。その後、手掛けたNetflixオリジナル映画「オクジャ/okja」(17)は、カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、高い評価と共に大きな話題を呼んだ。ポン・ジュノ監督の長編7作品目となる『パラサイト 半地下の家族』(19)は、『母なる証明』以来10年ぶりとなる韓国映画。ジャンルにとわられない唯一無二の作風に磨きをかけ、
見事、満場一致でカンヌ国際映画祭最高賞のパルムドールに輝いた。
あらすじ
過去に度々事業に失敗、計画性も仕事もないが楽天的な父キム・ギテク。
そんな甲斐性なしの夫に強くあたる母チュンスク。大学受験に落ち続け、若さも能力も持て余している息子ギウ。
美大を目指すが上手くいかず、予備校に通うお金もない娘ギジョン… 
しがない内職で日々を繋ぐ彼らは、“ 半地下住宅”で 暮らす貧しい4人家族だ。
“半地下”の家は、暮らしにくい。窓を開ければ、路上で散布される消毒剤が入ってくる。
電波が悪い。Wi-Fiも弱い。水圧が低いからトイレが家の一番高い位置に鎮座している。
家族全員、ただただ“普通の暮らし”がしたい。
STAFF
監督:ポン・ジュノ
出演者
ソン・ガンホ
チャン・ヘジン
チェ・ウシク
パク・ソダム