飢えたライオン
2017年製作/78分/日本
配給:キャットパワー
監督:緒方貴臣
緒方貴臣 監督が自ら語る
緒方 貴臣
1981年福岡市生まれ。
高校中退後に起業し、25歳で退社するまで共同経営者として会社を運営する。
海外を放浪の後、映画の道に進むために上京。映画学校へ行くが、3ヶ月で辞め、2009年より独学で映画制作を始め、
初監督作品『終わらない青』(11年)が沖縄映像祭で準グランプリを受賞し、劇場公開される。
続く『体温』(13年)では、2年連続でゆうばり国際映画祭コンペ部門に選出され、国内外7つの映画祭で正式招待。前作『子宮に沈める』(13年)は、大阪2児放置死事件を基に制作され、児童虐待のない社会を目指す「オレンジリボン運動」の推薦映画となり、厚生労働省の定める「児童虐待防止推進月間」である11月に劇場公開される。
その他、病院や大学など全国各地で行政や市民による自主上映会も開催。社会問題を独自の視点と洞察力で鋭く切り取り、作品を通して世の中への問題提起を続けている。
本作『飢えたライオン』で4作目となる。現在、次回作を準備中。
あらすじ
少女は、何度も殺される。
ある朝のホームルームで、主人公・瞳(18)のクラス担任が未成年への淫行容疑で警察に連行された。
担任の性的な動画が流出し、その相手が瞳だという噂が学校内で流れ始める。
そんなデマはすぐに忘れられるだろうと軽く考えていた瞳だが、
中学生の妹やフリーターの彼氏・ヒロキからも噂のことを問いつめられ、不安になっていく。
噂の影響で、瞳を性の対象として見るようになっていく周囲の男たち。
友人、先生、家族にも信じてもらえず、追いつめられ、自ら死を選択する瞳。
担任教諭の逮捕と生徒の自殺は、世間の注目を集め、マスコミの報道は過熱していく。
そしてその情報は、ネットや人づてにどんどん広がり、社会によって瞳の「虚像」が作られていくのだった。
STAFF
監督:緒方孝臣​​​​​​​
出演者
松林うらら 水石亜飛夢 筒井真理子