カスリコ
2018年製作/114分/日本
配給:シネムーブ
監督:高瀨將嗣
高瀨將嗣 監督が自ら語る
高瀨 將嗣
1957年生まれ。東京都出身。日本映画監督協会 理事。芸道殺陣「波濤流」高瀬道場 顧問・相談役。
国士舘大学卒業後、殺陣師として活動を開始。主な作品に映画『ビー・バップ・ハイ・スクール(85)』『あぶない刑事(87)』『マルタイの女(97)』『花のあと(10)』『海辺の映画館(18)』など。 2002年には仏映画『WASABI』でもアクションを担当し、同年、日本DVC大賞にて最優秀アクション監督賞を受賞。1991年に『極道ステーキ』で映画監督デビューし。主な作品に『武闘の帝王』(93~94)、『新・日本の首領』(04~06)など。アクション系だけでなくコメディにも定評があり、最近作の『昭和最強高校伝 國士参上!! (16)』では青春アクション喜劇として全国主要都市で公開、好評を博した。月刊「映画秘宝」にてコラム「技斗番長・活劇与太郎行進曲」を15年間にわたって連載、「技斗番長 活劇戦記」として単行本化。2016年、「映画の日」永年勤続功労賞を受賞。
あらすじ
昭和40年代、土佐。賭博「手本引き」にのめり込み破滅した岡田吾一(石橋保)は、
高知一と言われた自身の料理屋を手放し、妻子を妻の故郷に帰し、途方に暮れていた。
家も金もなく、空腹に耐えかねて神社で項垂れていると、
一本筋の通ったヤクザ 荒木五郎(宅麻伸)が現れ、「カスリコ」の仕事を紹介するという。
カスリコとは、賭場で客の世話や使い走りをして、僅かなご祝儀をめぐんでもらう下仕事だ。行き場のない吾一は、
かつて自身が客として入り浸った賭場に、立場を変えてカスリコとして再び出向くことにする。
が、常連客であるコバケンの引き立てや、商売人の才覚もあり、少しずつカスリを増やしていく。
ところがある日、コバケンが自殺したことを知る。コバケンは、賭博で抱えた巨額の借金で追い詰められていたのだという。
吾一は大きくショックを受けるが、実は、こういった賭場客の地獄を近くで見ることこそ、
賭博から足を洗うのに必要だ、という荒木の考えがあったことを知る。
STAFF
監督:高瀨將嗣
出演者
石橋保 宅麻伸
中村育二 山根和馬 鎌倉太郎 金児憲史 高橋かおり、高橋長英