めんたいぴりり
2019年製作/日本
配給:よしもとクリエイティブ・エージェンシー
監督:江口カン
江口カン 監督が自ら語る
江口 カン
福岡出身、KOO-KI所属。ドラクエ(出演:のん、北大路欣也)、スニッカーズなど多数のCMを演出。Webムービーでは、「Baseball Party」(トヨタ)や「COME ON! 関門!」(北九州市・下関市)などのヒット作品を手掛け、国内外にて異例の視聴数を獲得。07-09年、カンヌ国際広告祭で三年連続受賞。13年、東京2020五輪招致PR映像「Tomorrow begins」のクリエイティブディレクションを務める。ドラマ「めんたいぴりり」が日本民間放送連盟賞・優秀賞(2年連続)、ギャラクシー賞などを受賞。劇場映画作品は、デビュー作『ガチ星』(18)が「映画芸術」誌ベスト10にランクイン、
その後『めんたいぴりり』(19)、『ザ・ファブル』(19)と続いている。
あらすじ
昭和30年代。戦後最大の引揚港でもあった福岡は戦争の傷跡を残したまま、復興を遂げようとしていた。
主人公・海野俊之は焼け跡となっていた中洲の一角に小さな食料品店「ふくのや」を立上げ、妻の千代子と営んでいた。
博多の祭り<博多祇園山笠>に情熱を燃やし盛り上げてきた「山のぼせ」でもあった。
一方で俊之には山笠と並んで熱中しているものがあった。それは「めんたいこ」作り。
戦前、日本の統治下でもあった韓国の釜山で生まれ育った俊之は、当時の思い出の味「明卵漬 → ミョンランジョ」をヒントに
明太子を作り出し、日々味の改良を重ねていたが、なかなか納得できる味に近づかず苦悩の毎日だった。
そんな時、俊之は息子・健一の同級生、英子の存在を知る。両親をなくし、親戚に引き取られていた彼女は遠足に行く為の新しい靴や
リュックサックも買えないというのだ… 「映画 めんたいぴりり」では、ドラマと同様に、戦後の混乱期を乗り越え、
経済は復興から成長へとシフトしていく「昭和」という時代の光と影を描きます。
「映画 めんたいぴりり」はドラマでは語りきれなかったエピソードも加え、福岡の代表的な惣菜として知られることに なった
「辛子明太子」が出来上がるまでを「笑い」と「涙」を交えながら描いていきます。
STAFF
監督:江口カン 脚本:東憲司
主題歌:風味堂「夢を抱きし者たちへ」(SPEEDSTAR RECORDS)
出演者
博多華丸 富田靖子
斉藤優(パラシュート部隊)瀬口寛之 福場俊策 井上佳子 山時聡真
増永成遥 豊嶋花 酒匂美代子 ゴリけん
博多大吉(友情出演) 中澤裕子 髙田延彦 
吉本実憂 柄本時生 田中健(特別出演) でんでん