よこがお
2019年製作/日本
配給:KADOKAWA
監督:深田晃司
深田晃司 監督が自ら語る
深田 晃司
1980年生まれ、東京都小金井市出身。大正大学文学部卒業。99年、映画美学校フィクションコースに入学、習作長編『椅子』など自主制作した後、05年、平田オリザが主宰する劇団「青年団」に演出部として入団。06年、19世紀フランスの小説家、バルザックの小説を深澤研のテンペラ画でアニメーション化した『ざくろ屋敷 バルザック「人間喜劇」より』を監督。08年、青年団の劇団員をキャストにオムニバス長編映画『東京人間喜劇』を公開。10年、『歓待』を発表。11年、第一回こまばアゴラ映画祭を企画・開催。12年、映画の多様性を創出するための互助組織、特定非営利活動法人独立映画鍋を有志数人と設立し現在、共同代表理事。13年、『ほとりの朔子』公開。15年、平田オリザ原作の『さようなら』公開。16年、『淵に立つ』が第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門審査委員賞を受賞。17年、第67回芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。18年、インドネシアを舞台にした『海を駆ける』公開。
同年、フランスで芸術文化勲章「シュバリエ」を受勲。
作品のノヴェライズも手がけ、小説「淵に立つ」(16)、小説「海を駆ける」(18)が書籍化されている。
あらすじ
初めて訪れた美容院で、リサは「和道」という美容師を指名した。
数日後、和道の自宅付近で待ち伏せ、偶然会ったふりをするリサ。近所だからと連絡先を交換し、
和道を見送った彼女が戻ったのは、
窓から向かいの彼の部屋が見える安アパートの一室だった――。
リサは偽名で、彼女の本当の名前は市子。半年前までは訪問看護師として、
その献身的な仕事ぶりで周囲から厚く信頼されていた。
なかでも訪問先の大石家の長女・基子には、介護福祉士になるための勉強を見てやっていた。基子が市子に対して、
憧れ以上の感情を抱いていたとは思いもせず――。
STAFF
監督・脚本・編集:深田晃司
出演者
筒井真理子
市川実日子 池松壮亮/須藤蓮 小川未祐/吹越満